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会議概要(PDF) 函館市福祉のまちづくり推進委員会 | 函館市

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(1)

平成27年度 函館市福祉のまちづくり推進委員会 会議概要

■日 時

平成28年2月23日(火) 午後1時30分~3時40分

■場 所

函館アリーナ 多目的会議室A

■報告事項

1 函館市福祉のまちづくり条例整備基準適合状況について(平成24~26年度) 2 函館市福祉のまちづくり施設整備費補助金について

■協議事項

1 福祉のまちづくりの推進について 2 その他

■会議資料

1 函館市福祉のまちづくり条例整備基準適合状況(平成24~26年度) 2 函館市福祉のまちづくり施設設整備費補助金のご案内

3 函館市福祉コミュニティエリア整備事業の概要

4 【函館市】福祉コミュニテ ィエリア 整備事業 開発事業者プロポーザルの 募集開始について

5 【用途地域・地区計画の概要】

■出席委員(19名)

嵐田委員,加藤委員,佐藤(壽)委員,佐藤(久)委員,島委員,芹澤委員, 髙田委員,髙橋委員,多田委員,田中委員,丹代委員,土谷委員,寺島委員, 外崎委員,鳴海委員,能戸委員,松川委員,宮川委員,宗像委員

■欠席委員(1名) 篠原委員

■傍 聴 0名

■報 道

1社(函館新聞社)

(2)

■事務局職員

保健福祉部 藤田部長,大泉次長,

地域福祉課 桐澤課長,出川主査,金指主査,上田主査,石岡主任

■会議要旨 1 開 会

2 函館アリーナ見学 3 部長挨拶

4 委員および事務局職員の紹介 5 報告事項

6 協議事項

(金指主査)

ただいまから,平成27年度函館市福祉のまちづくり推進委員会を開催する。 なお,本日のスケジュールについ ては,次 第2に記載のとおり,最初に,昨年8 月にオープンした函館アリーナを見学していただきたい。

施設のバリアフリーについて見学いただいた後,会議に移りたいと考えている。 本日,アリーナを案内するのは,小越館長となる。よろしくお願したい。

-函館アリーナ見学-

(金指主査)

これから,会議を開催したい。

はじめに,保健福祉部長の藤田から挨拶を申し上げる。

(藤田保健福祉部長)

-保健福祉部長 挨拶-

(金指主査)

本日は,新委員で行う第1 回目の会議となる ので席順に従い委員の皆様 を紹介し たい。

(各委員)

-自己紹介および挨拶-

(3)

(金指主査)

皆様には,今後2年間にわ たり,市の福祉施 策について議論をいただく ことにな るのでよろしくお願いしたい。

続いて,本日出席の保健福祉部職員 を保健福 祉部長から紹介させていただきたい 。

(藤田保健福祉部長)

-職員紹介-

(金指主査)

それでは,会議次第に従い進めていきたい。

本日の会議は午後4時頃までを予定しているので,協力をお願いしたい。

続いて,委員長,副委員長 の選出についてで あるが,福祉のまちづくり 条例施行 規則第11条第2項の規定により, 委員長お よび副委員長は委員の互選により定め ることとされており,事務局案とし て,委員 長については,長年にわたり民生委員 活動を通じて本市の福祉行政の推進 に協力い ただいている民生児童委員連合会の副 会長の多田委員に,また,副委員長 について は,本市に福祉人材の育成を通じて福 祉のまちづくりに寄与されている学 校法人西 野学園函館臨床福祉専門学校の校長の 佐藤久道委員にお願いしたいと思うがいかがか。

(各委員)

-「異議なし」の声-

(金指主査)

異議がないようなので,多田委員を委員長 に,佐藤久道委員を副委員長に決定し , それぞれ就任していただくこととす る。代表 して多田委員長より挨拶をいただきた い。

(多田委員長)

-多田委員長 挨拶-

(金指主査)

それでは,これからの会議の進行について,委員長を議長として進めてまいりた い。

(4)

(多田委員長)

それでは,会議次第に従いまして,進めてまいりたい。

「 6 報 告 事項 (1)函 館 市 福祉 の ま ちづ く り 条 例整 備 基 準適 合 状 況 につ い て 」事 務局から資料の説明をお願いしたい。

(金指主査)

-資料1の説明-

(多田委員長)

ただいまの説明について,何か意見等はないだろうか。

(各委員)

-意見なし-

(多田委員長)

次に「6 報告事項 (2)函館市福祉のまちづくり施設整備費補助金について」事務 局から資料の説明をお願いしたい。

(金指主査)

-資料2の説明-

(多田委員長)

ただいまの説明について,何か意見等はないだろうか。

(能戸委員)

平成24年度から26年度の補助件数と金額はどのようになっているのか。

(金指主査)

平成24年度が1件で2か所の整 備,平成 25年度も1件で2か所の整備,平成 26年度は1件で5か所の整備となっている。

(能戸委員)

金額についても教えてほしい。

(金指主査)

補助金額は,平成24年 度19万円,平成 25年度65万円,平成2 6年度 154

(5)

万円となっている。

(能戸委員)

ありがとうございました。

(多田委員長)

他に意見はないだろうか。

(各委員)

-意見なし-

(多田委員長)

続いて「7 協議事項 (1)福祉のまちづくりの推進について」,事務局から説明を お願いしたい。

(桐澤課長)

本日の議題は「福祉のまち づくりの推進につ いて」であるが,今年度の 中心議題 としては,地域福祉を実践し「地域 包括ケア システム」を構築するモデル的なエリ アをめざしている福祉コミュニティ エリアと させていただき,委員の皆様に意見交 換していただきたいと考えているので,よろしくお願いしたい。

それでは,福祉コミュニテ ィエリアの概要等 について,資料に基づき説 明させて いただく。

-資料3,4,5の説明-

(多田委員長)

ただいまの事務局の説明で ,福祉コミュニテ ィエリアの全体像が把握で きたかと 思う。そのなかで,委員の皆さんか ら忌憚の ない意見を上げていただき協議してい きたいと思う。意見等があればお願いしたい。

(島委員)

プロポーザルの評価基準について だが,5 00点満点で,ソフト面に力を入れた というが具体的に説明してほしい。

4件の応募があったとのことだが ,2月2 9日まで増える可能性があるとの認識 で良いか。可能であれば,どのよう な業者な のだろうか。事業者は市内か市外かな ど,差し支えない範囲で教えてほしい。

(6)

(桐澤課長)

参加表明は1月25日までに行う ことにな っているため,今後グループが増える ことはないが,表明後に提案提出が無理で減 るということは可能性としてあり得る 。

今のところの印象であるが ,4グループの方 々一生懸命なので,恐らく そのまま 参加するのではないか。

ただし,代表者と構成員で1グループになるが,その構成員については,1月 25 日の参加表明後であっても増減可能としている。

続いて,ソフト面について だが,評価内容に ついては,これは市のホー ムページ においても公開しているが,募集要 項の中で 提案書の書き方についても触れている ので紹介させていただくと,地域包 括ケアシ ステムを構築するために展開するソフ ト事業として4項目を提示している。

1点目,子どもからお年寄 りまで,障がいの 有無に関わらず,安全で安 心して快 適に暮らし続けられる地域包括ケア システム を構築するため,整備・運営する施設 を有機的に結びつける仕組みづくりについて

2点目,在宅医療・介護連 携や認知症対応, 健康づくり・介護予防・生 活支援サ ービスなど地域包括ケアシステムを構築するために展開するソフト事業について

3点目,既存の地域資源( 町会等)を含め, 地域におけるコミュニティ を形成す る方法について

4点目,ソフト事業の運営 ・推進に必要とな る人材や体制,運営資金の 確保方策 について

以上について,仕組み作り や,実際に展開さ れるソフト事業あるいはコ ミュニテ ィの形成などを人材,体制,資金などについて提案してもらうこととしている。

それから,日本版CCRC 構想関連について は,国は生涯活躍のまち構 想を掲げ ていて,この構想は日本版CCRC 構想と言 われていたものになるが,最終報告が 取りまとめられ,その中で必須項目 が掲げら れているので,その要件をすべて取り 入 れ た 提 案 と す る よ う 求 め て い る 。 評 価 の 際 に は , 国 の 重 要 業 績 評 価 指 標 ( K P I)をきちんと示すよう記事している。

(島委員)

それを受けて一言。生涯活躍とい う文言に なるが,平成26年と27年3月にな ると思うが,基本的考え方と基本構 想の説明 を受けて,意見を述べさせてもらった 段階にはなかったと思う。国の動きを受けて になると思うが,疑問を呈したいのは , 私の主観になってしまうかも知れないが,活躍という部分が引っ掛かる。

障がい者も高齢者も子供も皆が活 躍するか しないかは,誰が決めることでもなく て,存在そのものが認められる社会であってほしい。

活躍という言葉の意味の裏には, やはり頑 張らなければならないという印象を受 けてしまう。そういう意味からも, 福祉コミ ュニティエリアが目指しているものと 生涯活躍のまちが必ずしも一致しな いのでは ないかという印象を受け,盛り込むに 至った過程を考えていた。些細なことだが,そういう意識を持っていただきたい。

(7)

地域包括ケアシステムについては ,医療・ 介護予防などを地域で造っていくとい うなかで生まれたもので,とても大 事なもの だと思う。医療と福祉をつなぐ側面で は素晴らしいが,地域コミュニティ とのつな がりのなかで,学校の教育などや地域 に住んでいる子どもたちやとの接点 という面 では足りないと思うので,3番目に述 べていただいた地域コミュニティという括りが大事になってくると思う。

日吉地域は歴史が深くて,子どもたちの育 ちやすい環境にある地域だと思うので , 学校教育との結び付きについても評 価基準の 中に見えるかたちで入ってくれると, より子どもからお年寄りまでということが捉えやすくなるのではないかと感じた。

(桐澤課長)

私は,この業務に3年以上前から 関わって いるが,以前この会議の場で,島委員 から,特定の人だけが集まるコロニ ーのよう な場所にしないでほしいという非常に 重要なバックボーンになるような提言をいただいている。

当然,子どもからお年寄りまで障 がいの有 無にかかわらず,自然とふれあえるエ リアにしてほしいとの要望が骨身に染みて,それを実践してきたところである。

ただいま島委員から提言があった 国の進め ている生涯活躍のまちについては,私 どもも同様に考えているところであ り,なぜ 我々が生涯活躍のまち構想を進めてい くことになった理由としては,そも そも日本 版CCRC構想というのは,首都圏で 高齢者が急増することから,その受 け皿がな くなるので地方で受け入れてはどうか という発想である。

その根底は,地方移住であ るため,全国の自 治体が国に対し,様々な異 論・違和 感があると意見したところである。

そのようなこともあり,国 側も少し軌道修正 し,首都圏の高齢者に限ら ず,地方 においても街なかに移っていただくというよ うな考え方も取り込もうということで , いろいろ発想を変えてきているものの,根底の地方移住は残っていると思われる。

我々は,地域包括ケアシス テムや移住などは ,福祉コミュニティエリア の推進で 国に先駆けて考えていたが,国が後 からCC RC構想を打ち出してきたというなか で,例えば多世代交流施設に補助金 を入れる など,我々が民間整備しようとしてい る部分の財源として,CCRC構想 に係る国 の補助金を使えないかということで詳 しく調べたところ,CCRC構想の 要件を福 祉コミュニティエリアの機能がほぼ有 していたことから提案の要件としたところである。

何が何でもCCRC構想の 生涯活躍のまちを 目指すということではない というこ とでご理解願いたい。

地域包括ケアシステムに関 してコミュニティ を形成する方法,学校など の連携に 関しても,先ほどソフト事業を展開するうえ で説明したなかのひとつにあるように , 既存の地域資源,町会なども含め地 域におけ るコミュニティを形成する方法を提案 してもらうなかで,町会あるいは学 校などと の連携についても協力していけると考 えているところである。

(8)

(多田委員長)

その他あればお願いしたい。

(能戸委員)

資料の多世代交流施は,介護の6 施設と別 物との考えだと思うが,具体的にどの ような施設を想定しているのだろうか。

それから,介護施設を6か所整備 すること としているが,その中で市が交付金あ るいは助成金等を出すのは特養だけ なのか, それとも特養以外の施設にも出るもの なのだろうか。

(桐澤課長)

多世代交流施設は,お見込みのと おり介護 施設とは別な施設になる。採算を取り づらい施設になると思うが,いろい ろな世代 の方が交流できる場,それからエリア の運営の拠点となるべき場,エリア に居住し ている方が何でも相談できる場,この ような視点を持って多世代交流施設を提案してほしいと考えている。

介護施設の補助金の関係について だが,特 養,密着特養,グループホームにはあ るが,特定施設は市からはないが, 国から1 床あたり100万円がサービス付高齢 者向け住宅に限り補助されるが有料老人ホームにはない。

(多田委員長)

よろしいだろうか。

(能戸委員) はい。

(多田委員長)

ほかに何かご意見はあるだろうか。

(能戸委員)

参加資格要件に函館市内に主たる 事務所が 所在する法人を1者以上作ることにな っているが,例えば,開発事業者が 決まって から設計などの工事が発注されるが, その際に市の設計事務所なり施工業 者なりで JVを組むなどの意見を付することに なってくるのだろうか。

(桐澤課長)

先ほどの島委員の質問への答弁が 漏れてい たので,先にそちらの説明をさせてい ただきたい。

4グループの構成法人は, ほぼ函館市内の法 人になる。概要の2つ目に 代表法人 と構成員からなる複数法人グループであることとしている。

(9)

この代表法人と構成員のうち函館市 内の法人 を1者以上含むことにしているので , 今月末の応募の段階で函館市内の法人を1か所以上含んでもらうことになる。

(多田委員長)

よろしいだろうか。

(能戸委員) はい。

(多田委員長)

他にあればお願いしたい。

(加藤委員)

素人で分らないことがたくさんあ るが,先 ほど,都市圏のから移住を考えている との説明だが,函館市内の方は対象にならないのだろうか。

(桐澤課長)

メインの対象者は函館市内の方に なる。福 祉コミュニティエリアは,もともと市 営住宅の跡地で,いま何もない土地 になって いるので,この場所に何かが整備され るとなると,必ず別な場所から移り 住んでく ることになる。市内,函館近郊,もし 東京からの移住があるとすれば,それも良いとの考えでいる。

(加藤委員)

わかりました。もう一点になるが ,先ほど 島委員の方から,存在だけで認めてほ しいとの意見について,それも一方 で理解で きるが,いろいろな福祉の対象者がい て,高齢の方だと,元気でまだまだ活躍したいという方も多くいると思う。

そのような方の目的を果たしていただける街もまた一方で必要ではないか。

(桐澤課長)

そもそも活躍したいという方々を 受け入れ る体制づくりのようなものもあればい いと思っているが,必ず活躍できる 場を設け なければならないとの条件は設けてい いない。

ただ,考え方の要素のなかに活躍 できる場 や仕組みづくりなどが提案されてくる と思うが,なければ,そういうご意見もあったということでお伝えしたい。

一方で,静かに生活したいので関 わりを避 けたいという方もいると思うが,その ような方の気持ちも大切にしていきたい。

(多田委員長)

よろしいだろうか。他に意見があればお願いしたい。

(10)

(外崎委員)

4事業者から応募書類が既に提出されていて,そのなかで特徴的な提案があれば 差し支えない範囲で教えていただきたい。

(桐澤課長)

応募書類の締切が2月29日であ るため, 現在のところ,4者から応募書類は出 てきていない。

(外崎委員)

今後の参考提言として,多世代交 流の説明 にたいして,例えば近隣の専門学校や 短大・大学などが関われる余地がつ くれるの であれば,今後の提案として評価の項 目に少し触れてもらえればと思う。

(多田委員長)

他に意見はあるだろうか。

(加藤委員)

函館に来て5年になるが,非常に 高齢者が 多い。そのなかで,私が関わっている 方 な の か も し れ な い が , 元 気 な 高 齢 者 が 多 い 。 そ の 人 達 は , 恐 ら く 介 護 の 必 要 な 方々の状況を見ていて,何れ自分た ちも通る 道と考えていて,自分が関われること であれば,手助けしたいと考えている人がたくさんいるような気がする。

そういう場を与えられるような, 無理しな いで手助けできる状況をコミュニティ に造ってもらえればと思う。

(桐澤課長)

その辺の仕組みづくりも我々が事 業者に期 待しているところであり,いわゆるボ ランティアで何かを行う,あるいは 大学との 連携,学生ボランティアなど様々考え られる。また,函館市にボランティ アポイン ト制度というのがある。そういった取 り組みも全市的に行っているところであす。

(佐藤(壽)委員)

我々も,多世代の交流コミュニテ ィを何と か街のなかに造っていきたいとのこと で発足させたところであり,協議会 を実行委 員会方式で,町会の地域を小学校区に 充てこんで2か所を作り,学校,町 会の各区 長,PTA,それから子ども会も入れ るために学校とアクションを取っている。

この構想と異なるが,地域にそう いったコ ミュニティを作って,高齢者世帯と保 護者世代,子どもの3世代が集まっ て,2か 月に一度なり,3か月に一度なりとい うかたちで,なんとか動こうとしている。

それが,この3月に発足し て動き始める,そ のための財源は町会で用意 して,紐

(11)

付きにしないで,それぞれ考えてい る範囲で ,無駄をしない範囲で効率的に使うの であれば,やってみてもらうこととしている。

活動していくなかで,反省 して,戻って,次 にまた工夫してやっていく のであれ ば,町会で予算付けしながら支援しようという動きをしている。

ですから,福祉コミュニティエリ アは,日 吉の地域を形成していくということで 良くわかるが,私たちが町会で行お うとして いるこの活動も,これは福祉づくりと いう範疇の中にあると考えて良いだろうか。

(桐澤課長)

佐藤委員のところは,確か桔梗町 会だった と思うが,実は,函館市内で多世代交 流施設を持っている地域は桔梗だけ で,以前 は,母と子の家,現在は,桔梗交流セ ンターになる。多世代交流施設とは 掲げてい ないが,高齢者交流,学童,図書室, 児童館の4つの機能が兼ね備わった施設になる。

今,委員が言った事業が桔梗交流 センター を拠点に展開されることは,素晴らし いと思う。

一方で,日吉4丁目は周辺 に町会館がないた め施設を造ろうと思うが, 市は財政 が厳しいので民間に造ってもらい, その際は ,整備補助を上限として1/2の補助 を行うこととしている。

ただ,日吉の多世代交流施設は, 福祉コミ ュニティエリアだけにとどまらずに全 市的交流ということは十分に考えられる

(佐藤(壽)委員)

我々の町会は,今のような方向で動いている。

最初,中学校の校長と話をした際 には,全 体で1エリアはどうかと提案されたが 地域が広いため,高齢者が集まるの に大変に なるということで,小学校区で2つで やってみることとして,会場は,桔 梗町会館 と中の沢小学校あるいは桔梗小学校と した。

中学校は,部活動の関係で学校を 会場とし て提供できないが,人材としては中学 生も事業をやる際には手伝として協力する流れになっている。

地域交流センターも会場として使 うことに している。いずれも,先ほどの説明の とおり,条件を付けないで活動してもらう。

我々は,この活動をまちづくりの ひとつと 認識し始めているが,それが間違いで ないと考えて良いだろうか。

(桐澤課長)

もちろんであり,素晴らしい活動 だと思う 。日吉だけに限らず,函館市の高齢者 や多世代というベクトルは,佐藤委 員の説明 のとおり,地域の力で地域で頑張って やっていきましょうということが目指す方向なので間違いない。

子どもに限らず,介護保険 などもこのままで はパンクしてしまうので, 地域の力

(12)

を借りて支援していけないかと模索 している ところであり,地域でそのような事業 に取り組まれることは,市が目指す方向に合っていると思う。

(佐藤(壽)委員)

我々の町会は既に芽ができている 。多世代 がセンターに集まって,高齢者が若い 世代に昔の遊びを教えるとか,地域 の方々が 小学校に出向いて低学年の指導者にな るとか,そういった活動も行っている。

そのようなことから考える と,意図的にある 程度目的を持って地域コミ ュニティ を構想していったらどうだろうと, 町会が中 心になって行うのは,緒についたばか りであるが。

(桐澤課長)

緒についたばかりということであ るが,市 も日吉において。それをどのように展 開していこうかというのが,平成2 7年度か ら検討し,29年度にはそれにこぎ付 ければ

市の場合は,地域福祉コーディネ ーターと いう人材を設けるなど,種々やってい るところであるが,桔梗の取組みの例も参考として情報提供したい。

(鳴海委員)

土地の広さは8ha と聞いたものの想像ができないでいる。最終的なコミュニティ エリアの規模としては,どの程度の 人数が住 むことを想定して造られているのだろ うか。

(桐澤課長)

民間事業者の提案次第になるので ,あくま でイメージになるが,福祉コミュニテ ィエリアの大部分は住宅になると考えている。

資料にあるように,180㎡以上 の敷地面 積で住宅を建築してもらうことになる ので,100~120戸の住宅が建築されるのではないかと想定している。

そのほかに,223床の介護施設 ができる ので,トータル500人程度の人口に なるのではないか。

(多田委員長)

よろしいだろうか。

(鳴海委員) はい。

(佐藤(久)副委員長)

立派な施設ができて,入居者も2 20人程 度と非常に多い。箱はできたが,介護

(13)

職員の人材確保の問題があると思う 。この人 材確保は,決定した法人が人集めをす るのだろうか。

(桐澤課長)

そうである。事業者には,6か所 223床 の介護施設を平成29年度までに整備 するよう示しているところであるこ とから, 人材確保を含めて自信のない事業者は 応募できないことになる。

この介護施設・床数を一度に整備するとな ると,恐らく支障が出てくるだろうが , 段階的な整備を図ることで解消できるのではないかと考えている。

(多田委員長)

他に意見があればお願いしたい。

(土谷委員)

目的に子どもからお年寄りまでと いうこと で記載されているものの,提案内容の なかの施設に保育所など子どもに対する施設の項目がない。

全国的には,女性が働こう にも子どもを預け られないことが多いという なかで, 函館の現状は分らないのだが,子ど もの施設 に関する項目がない理由はなぜだろう か。

(桐澤課長)

資料4の図のFの上に民間の認可保育園が既にあり,そのまま残る。 既存の保育園の活用がひとつ考えられていることがある。

お渡しした資料にある評価項目のなかで, 交流地域活動支援施設というのがある 。 資料には表記されていないが,募 集要項に は明細があるので補足説明させていた だくと,多世代交流施設のほか,子 育て支援 拠点についても提案するよう記載して いるところであり,応募者からは何らかの提案が示されるものと期待している。

(多田委員長)

よろしいだろうか。

(土谷委員) はい。

(加藤委員)

私事になるが,東日本大震災に被災し,元々は医療施設に勤務していた。

当時,病院にいた104名の入院 患者を避 難させることは,とても大変なことだ った。

コミュニティエリアを造るにあた っては, 介護施設や病院などの密度が高いと思

(14)

うので,避難に係る計画というものをしっかり作っていただきたい。

例えば,介護される方は寝たきり の方もい て,バスに乗せるにしても2人乗りシ ートに1人しか乗せられない。そこ に介護者 も付かなければならないので,そのよ うなこともしっかり踏まえたうえでの避難計画を考えてほしい。

(桐澤課長)

安全・安心・快適ということにつ いては, 基本方針のなかの3本柱のひとつに安 全・安心・快適なまちづくりがあっ て,その なかのキーワードとして防災・防犯対 策が触れられているので,当然にその辺りに ついても提案があると期待しているが , 具体例までは示していない。

あくまでも企画提案型プロ ポーザルであり, 民間事業者の提案に期待と いうとこ ろで留めているところである。

整備を考えている日吉町に ついては結構標高 があり,何かがあれば集ま ってくる ということも考えられるので,防犯・防災機 能については配慮したいと考えている 。

(多田委員長)

よろしいだろうか。

(加藤委員) はい。

(多田委員長)

他にご意見あればお願いしたい。

(能戸委員)

介護の6施設は,平成29年度末 までに整 備することとなっているが,今現在で も函館市内は介護職員の不足が取り 沙汰され ていると思うが,もし,その条件で整 備できなかった場合は,ペナルティーなどがあるのだろうか。

(桐澤課長)

平成29年度末というのは,第6期介護保 険事業計画に基づいて整備するもので , 平成27年度~29年度の3か年になる。

この3か年間で,函館市内で介護度が高く 緊急を要する待機者は332人であり , 第6期計画では全市で348床の整 備を進め ることとし,その約3分の2にあたる 223床については,福祉コミュニ ティエリ アに整備を集中させることとしたもの である。

人材不足という話は確かにあるが ,300 人を超える待機者がいる現実もあると いうことで,平成29年度末までの 整備がで きる方は手を挙げてくださいとしてい て,整備してもらえるものと期待しているところである。

(15)

(能戸委員)

現在,介護職員が不足しているた めに,ユ ニットがすべて機能していない特養が あると聞いているが,その辺は事実だろうか。

(桐澤課長)

私のところでは把握していない。

(多田委員長)

よろしいだろうか。

(能戸委員) はい。

(髙田委員)

公共交通機関についてだが,やは り通勤し やすい場所であったり,バスが時間に きちんと通っていたりすることが大切だと思う。

私は北斗市の知的障害者施 設で働いていてい るが,街からだいぶ離れた ところに あるので,面会に来る家族や実習生などは車がないと来られない。

福祉コミュニティエリアには施設がたくさん建設されると聞いている。

函館市は車がないと生活で きないとイメージ も強くなっているので,こ の場所に 住む方は問題ないと思うが,面会の 家族等や 通勤する方にとって,また,施設で働 く人材の育成という部分にも関わっ てくると 思うが,バスがしっかり通っているか という視点が重要になるのではないか。

(桐澤課長)

福祉コミュニティエリアの場所の 近隣に函 館バスの日吉営業所があり,1日あた り約300本がこの営業所を起点に 運行して いるので,電車はないもののバスの利 便性はかなり良い所だと思う。

自動車に関しては,空港までの高速道路と なる新外環状線が整備される。現在は , 赤川ICまでだが,空港までの間に 日吉IC が福祉コミュニティエリアのすぐ東側 にできることになっていて便利になると思う。

(多田委員長)

よろしいだろうか。

(髙田委員) はい。

(多田委員長)

ありがとうございました。

(16)

他にあればお願いしたい。

(宮川委員)

津波が来るとなった場合,私は湯川小学校 に避難することになっているが,毎年 , 松倉川に木が生い茂り,川ではなくなってしまう。

それらの木を根こそぎ取らずにカ ットする だけなので,またすぐに生えてくるの で,結局同じことの繰り返しである。また,毒蛾も発生する。

場違いな話かも知れないが,これ から何が 起こるか分らない。川に木があること 自体おかしいと思う。見ていても観 光客が来 たら恥ずかしい。まちづくりというの は,そういう所にも目を向けていただかなければと思う。

まちづくりについて一言の 場があるというこ とで,地域の皆さんと話あ ってきた ので,主婦の立場として話を聞いてきたところである。

(多田委員長)

事務局お願いしたい。

(出川主査)

松倉川は北海道の河川で,北海道が管理しており,函館市は管理していない。 北海道が管理している川を函館市 が回答す ることはできないので,関係部局であ る土木部に私共の方からご意見があった旨を情報提供し,北海道に連絡したい。

川に木が生えたままにして取らな いという のは,虫などは水があるだけでは駄目 で,木を大事にして森に向かってい くなど, 自然に関しての理由があるかも知れな いし,一方で津波があった場合には ,木が詰 まって氾濫するということもあると思 う。いろいろな考え方があると思うのでお伝えしておきたいと思う。

(宮川委員)

皆さんの意見を聞いてきたので,よろしくお願いしたい。

(多田委員長)

他に意見はあるだろうか。

(田中委員)

既存の建物は,福祉のまちづくり条例にあ る基準への適合度が低かったと思うが , 福祉コミュニティエリアに建設する 施設を建 設する際は,適合度をかなり厳しく求 めるのだろうか。

(桐澤課長)

介護施設を建設するにあたっては ,それぞ れ整備基準をクリアするのが絶対条件 であり,その基準をクリアすること で,委員 お尋ねの基準の相当がクリアできると

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考えている。

(田中委員)

今までの建物とはまた別に,より 基準をク リアした建物になるということで良い だろうか。

(桐澤課長)

その可能性は高いと思う。例えば ,福祉コ ミュニティエリアの場合は,建物の高 さ制限を10mから13mに緩和しているので,サイズ的な余裕は生まれている。

(田中委員) 分かりました。

(多田委員)

ありがとうございました。

終了時間も近づいてきたので,全体を通して何か質問があればお願いしたい。

(島委員)

最後の質問とも関連するが,函館 は福祉の まちづくり条例を基準にして施設の整 備が行われていて,それは当然クリアする要件になってくると思う。

ただ,バリアフリー法に定められ ているも ののなかに基本構想というものがある が,そういう基本構想に是非函館市 は着手し てほしいという話を何年も前からお願 いしていていて,福祉のまちづくり 条例の見 直しを終えてから着手するという答え をいただいていた経緯がある。

是非,国が定めるバリアフリー法 のなかに 定めらている基本構想に函館市として も着手をしてほしいということでお願いしたい。

もうひとつは,日本福祉のまちづ くり学会 というものがあって,その全国大会が 今年8月の5日から7日にアリーナ で行われ る。北海道では,今までで帯広に次い で2か所目の開催で,またとない良 い機会で あり,会議の前段に説明があったバリ アフリーデザインの素晴らしいアリ ーナがで きあがっているので,そういったこと を発信する格好の場になると思う。

この委員会の名も福祉のまちづく りなので ,皆さんに開催があることをお見知り いただくとともに,積極的なご協力 ご参加を お願いしたいと思いPRさせていただ いた。

(多田委員長)

このほかに事務局から何かあればお願いしたい。

(18)

(金指主査)

忌憚のない貴重な意見をたくさん頂戴しありがとうございました。 今年度の委員会については,以上で終了となります。

平成28年度の委員会開催 については,準備 が整い次第,日程調整の連 絡をする ので出席をよろしくお願いしたい。

本日の意見交換の内容につ いては,項目を整 理したうえで,それぞれの 施策へ反 映できるよう関係部局とも連携し調 整しなが ら,次回以降の議論に向けて,テーマ を絞るなどの検討をさせていただきたいと考 えているので,よろしくお願いしたい 。

(多田委員長)

他に意見がないようなので,本日の委員会を終了する。 ありがとうございました。

<閉会>

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